咲いた 咲いた

昨年も秋の終わりにビオラの苗をプランターに植えた。毎年、花の少ない寒い時期、かわいい花を咲かせてくれる。

購入した7株のうち、1株だけ花が咲かない。 もちろんホームセンターで購入したときには咲いていた。その花が散った後、全く咲かなくなった。株自体の元気がないわけではなく、葉はしっかりしている。花の無いこの株は、他の株とは別に植木鉢に植えて、ベランダの庭に置くことにした。

ベランダに移してからも株自体はとても元気で、葉の数も増え順調に大きくなっている。でも、元気なつやつやの葉ばかりだ。

葉をよけて根元を見ると、小さく縮れた花びらが落ちていた。葉の陰で小さな花を咲かせているのだろうか。

調べてみたら、スミレは閉鎖花という花を咲かせない状態で種子をつくることができるそうだ。花の時期が過ぎて、春の終わりから秋ごろまで種子をつくり散布し続ける。

確かに庭に(地面の庭だ)生えているタチツボスミレは、ある時期から花は見ないのに、種がたくさんできている。

この咲かないビオラも、何かの影響で閉鎖花の状態になってしまったのか。

花が咲かないまま年を越して1月の中旬を過ぎたころ、紫色の蕾を発見した。花を咲かせることを思い出してくれたのかな。

 にゃあ太の鼻先に小さな蕾が!

 そして開花。

淡い紫色の花。待っていた時間が長かっただけにうれしい。その後にもう一つ花を咲かせ、2月に入った今は、新しい蕾が次々にできている。この株にとっては、これからが花の時期だったんだ。

 

これから次々に咲く花を楽しみにしよう。